銘柄の由来
明治以前は酒名がなく、屋号である「麦屋」の酒として販売していました。当時、越前の国には、「くまがい茶碗」という酒盃にて立ち飲みする風があり、ある日、この地に立ち寄った京都の俳人に、「くまがい茶碗」に注いだ「麦屋」の酒を差し出したところたいそう喜び、帰り際、屋号の『麦屋』と「くまがい茶碗」をもじって、「麦屋の酒は一乃谷、くまがいで飲めばいつもよしつね」と、短冊に一首示して立ち去りました。以後、酒名を「一乃谷」と命名。現在に至ります。
蔵の歴史
白山連峰を屏風に位置するこの地に元和5年(1620年)創業。約400年余りの歴史を持ち、明示時代以前は屋号『麦屋』として酒造業に励んでいました。幾度の大火にあいながらも、「品質を第一に、お客様に信頼・納得していただける商品を提供し続けたい」との確固たる信念のもと、酒造り・販売に勇往邁進しております。
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